旅程の作り方

A4二つ折りの旅のしおり。面の割り当てと折り方

A4を1回折るだけで、A5の冊子になります。折ると面の順番が入れ替わるので、そこだけ先に決めておけば失敗しません。面の割り当てと印刷の設定をまとめました。

公開 2026.09.19約7分で読めます

A4を1回折ると、A5の冊子になります。紙1枚で4面とれるので、1枚ものより書けて、冊子より作るのが速いという位置にあります。

ただし、折ると面の順番が入れ替わります。ここを考えずに作ると、開いたときに1日目が裏に来たり、表紙が内側に入ったりします。先に面の割り当てを決めてしまえば、あとは埋めるだけです。

この記事では、A4二つ折りのしおりを作る手順を、面の順番から印刷の設定までまとめます。

二つ折りが向いている場面

先に、この形が合うかどうかを見ておきます。

1枚もの 二つ折り 三つ折り
書ける量 少ない ふつう 少ない
作る手間 いちばん軽い 軽い ふつう
持ち歩きやすさ ふつう ふつう いちばん軽い
旅行らしさ 低い 高い ふつう
向く泊数 日帰り〜1泊 1泊〜3泊 日帰り〜1泊

二つ折りが強いのは「書ける量」と「らしさ」の両立です。 表紙が付くだけで、配ったときの印象がかなり変わります。記念に残したい旅行や、家族旅行、卒業旅行に向いています。

逆に、持ち歩きの軽さがいちばんなら三つ折り、人数ぶんコピーして配るだけなら1枚ものが楽です。サイズ全体の選び方は旅のしおりのサイズにまとめました。

折ると面の順番が入れ替わる

ここが唯一つまずくところです。

A4を縦半分に折る(左右に折る)と、紙にはおもて2面・うら2面の合計4面ができます。折ったあとに読む順番と、紙の上での位置は次のようになります。

読む順番 紙のどこか
1面目(表紙) おもての右半分
2面目(開いて左) うらの左半分
3面目(開いて右) うらの右半分
4面目(裏表紙) おもての左半分

**おもてには「表紙」と「裏表紙」が並びます。**ここを間違えると、表紙が裏に来ます。

面ごとに何を割り当てるか

面 入れるもの
1面目(表紙) 旅行名、日付、メンバー、絵や写真
2面目 集合・宿・行き帰りの時刻・連絡先
3面目 日ごとの予定
4面目(裏表紙) 持ち物、メモ欄、ひとこと

2面目に「はぐれたときに要るもの」をまとめます。 集合場所、宿の電話番号、幹事の番号、帰りの時刻。開いてすぐ左側に来るので、いちばん目に入ります。

3面目に日ごとの予定を置くと、2面目と見開きで並びます。左に基本情報、右に予定、という形が読みやすくなります。

手順1|中身を先に決める

紙のことを考える前に、書く中身を決めます。これは1枚ものと同じで、動かせないものから置きます。

  1. 帰りの1本
  2. 行きの1本
  3. 宿のチェックイン・アウト
  4. 予約した食事や体験
  5. あいだの自由な予定

時間は3段階で書き分けます(9:24 発(厳守) / 17:00までに / 12時ごろ)。考え方は旅のしおりの作り方に詳しく書いています。

二つ折りは書ける量が中くらいなので、3泊以上だと3面目が足りなくなります。 その場合は日ごとの予定を絞るか、紙を2枚にします。

手順2|テンプレートを刷る

旅程さんでは、二つ折り用の用紙をExcelとPDFで配っています。おもて(表紙と全体)となか(日ごとの予定)の2枚ぶんが入っていて、項目名は刷り込んであります。

自分で作る場合は、Wordなら「レイアウト → 段組み → 2段」にして、段のあいだを広めに取ります。折り目にかかる位置に文字を置かないのがコツです。詳しい手順はWordで旅のしおりを作るにあります。

手順3|印刷の設定

ここで失敗すると、折ったときにずれます。

  • 「実際のサイズ」で印刷する。 「用紙に合わせる」にすると余白が変わって、折り目と紙面の中心がずれます
  • 両面印刷は「長辺とじ」。 短辺とじにすると、うらの面が上下逆さになります
  • 余白は上下左右10mm。 これより狭いと、家庭用プリンタでは端が刷れません
  • 白黒でも読めるか見ておく。色で区別していると、コピーしたときに潰れます

試し刷りを1枚する

いきなり人数ぶん刷らないでください。1枚だけ刷って、実際に折ってみます。 面の順番と折り目の位置は、折ってみるまで分かりません。

コンビニで刷るときの手順はコンビニで旅のしおりを印刷するにまとめています。

手順4|折る

折り方はシンプルです。

  1. 紙をおもてを上にして置く
  2. 左半分を右へ折る(右半分が表紙になる)
  3. 折り目を爪でしっかりなぞる

定規の背でなぞると、まっすぐきれいに折れます。人数が多いときは、5枚ずつ重ねて折るとそろいます。

ホチキスは要らない

1枚を折るだけなので、綴じる必要はありません。2枚にする場合も、ホチキスより「重ねて一緒に折る」ほうがきれいです。

どうしても留めたいときは、中央(折り目の上)を2か所、中綴じ用のホチキスで留めます。ふつうのホチキスだと中央まで届かないので、その場合はマスキングテープで留めるほうが早くて見た目も柔らかくなります。

表紙そのものの作り方は旅のしおりの表紙にまとめました。

手作りらしさを足すなら

配ったときの印象を上げたいときに、手間の軽い順で3つあります。

  • 表紙に1枚だけ写真を貼る。 行き先の写真をプリントして貼るだけで、かなり変わります
  • マスキングテープで縁を留める。 100均のもので十分です
  • 裏表紙にメモ欄と一言。 「行ってらっしゃい」だけでも残ります

凝りすぎると時間がかかって、肝心の中身が薄くなります。中身が埋まってから、余った時間でやるくらいがちょうどいいです。 100均の道具を使った作り方は100均で旅のしおりを手作りするにまとめました。

まとめ

  • A4二つ折りは**紙1枚で4面。**1枚ものより書けて、冊子より速い
  • **折ると面が入れ替わる。**おもてには「表紙」と「裏表紙」が並ぶ
  • 2面目にはぐれたときに要るもの(集合・宿・連絡先・帰り)を置く
  • 印刷は**「実際のサイズ」+両面は長辺とじ**
  • 人数ぶん刷る前に、1枚だけ試し刷りして折ってみる
  • ホチキスは要らない。重ねて一緒に折るほうがきれい

面の割り当てさえ決まれば、あとは埋めるだけです。迷うのは順番のところだけなので、そこを先に済ませてしまうと早く終わります。

よくある質問

Q. A4二つ折りだと何泊まで書けますか。

3面目に日ごとの予定を入れて、2泊3日までが目安です。3泊以上は予定を絞るか、中の紙をもう1枚足します。

Q. 両面印刷ができないプリンタです。

片面ずつ刷って、2枚を背中合わせに貼り合わせる方法があります。ただし厚くなって折りにくいので、その場合は1枚ものか三つ折りにするほうが楽です。

Q. 折り目にかかった文字はどうなりますか。

読めなくはありませんが、折り目のところで印字がかすれます。折り目から左右10mmは何も置かないつもりで作ると安全です。

Q. A5の紙に直接刷ればいいのでは。

A5で刷ると1面しか取れないので、4面ぶん作るには4枚必要になります。A4に2面ずつ刷って折るほうが、紙も手間も半分で済みます。

Q. 表紙の絵はどうしていますか。

行き先の写真を1枚貼るのがいちばん速いです。イラストを描く時間がないときは、旅行名を大きく書いて日付とメンバーを並べるだけでも、表紙として成立します。