旅程の作り方

旅のしおりの表紙。5分で作れる3つの型

表紙に時間をかけると、肝心の中身が薄くなります。入れるのは3つだけ。写真を1枚貼るか、枠で囲むか。5分で形になります。

公開 2026.09.20約6分で読めます

旅のしおりで、いちばん時間を使いがちなのが表紙です。絵を描いて、色を塗って、シールを貼って。気づくと2時間経っていて、中身の予定が空のままという形になります。

表紙は大事ですが、しおりの機能は中身が決めます。 表紙は「配りもの感」を出すためのもので、5分で足ります。

この記事では、短時間で表紙を作る3つの型をまとめます。

入れるのは3つだけ

要素 例 大きさ
旅行名 金沢 2泊3日 いちばん大きく
日付 2026年10月10日(土)〜12日(月) 中くらい
メンバー さとう・たなか・すずき・やまだ 小さく

これだけで表紙として成立します。

余裕があれば、行き先の写真を1枚。それ以上は要りません。

曜日まで書く

「10月10日〜12日」より「10月10日(土)〜12日(月)」のほうが、受け取った人がすぐ理解できます。連休かどうかが一目で分かります。

型1|写真を1枚(いちばん速い)

行き先の写真を1枚置いて、上か下に文字を入れるだけです。

紙で作る場合

コンビニで写真を1枚プリント(L判40円ほど)して、貼ります。絵を描くより速くて、それらしくなります。

パソコンで作る場合

  • Word … 「挿入」→「画像」→ 右クリック →「文字列の折り返し」→「背面」。既定の「行内」だと文字と一緒に動いて崩れます
  • Canva … テンプレートの写真を差し替えるだけ

写真は1枚で足ります。 何枚も入れると、文字が読みにくくなります。

写真がないとき

行ったことのない場所なので、自分の写真はありません。他人の写真を無断で使わないでください。

使えるのは次のどれかです。

  • 自治体や観光協会のフリー素材(利用条件を確認してください)
  • 商用利用可のライセンス画像
  • 写真を使わない(型2か型3へ)

型2|枠で囲む(3分)

写真がなくても、枠があるだけで「配りもの」に見えます。

紙で作る場合

マスキングテープを四辺に貼るだけです。100均のもので十分、幅15mmくらいが貼りやすいです。

中央に旅行名と日付を書けば終わりです。

パソコンで作る場合

  • Word … 「ホーム」→「罫線」→「線種とページ罫線と網かけの設定」→「ページ罫線」で、そのページだけ枠を付けられます
  • Excel … 表紙にするセル範囲に太めの外枠を引く

線は細めの二重線か、太めの一本線が落ち着きます。飾り罫は主張が強すぎることが多いです。

型3|文字だけ(1分)

いちばん潔い形です。文字の大きさと余白だけで整えます。

         金沢 2泊3日

  2026年10月10日(土)〜12日(月)

   さとう・たなか・すずき・やまだ

コツは3つです。

  • 旅行名を思い切り大きく(本文の3〜4倍)
  • 中央に寄せる
  • 上下に大きく余白をとる(紙の3分の1くらい空ける)

余白を怖がらないでください。 詰めると素人っぽく見えます。空けるほど整って見えます。

文字の大きさの目安

要素 A4の場合 A5(二つ折り)の場合
旅行名 36〜48pt 28〜36pt
日付 14〜16pt 12〜14pt
メンバー 11〜12pt 10〜11pt

旅行名と日付の差を大きくとるのが、それらしく見せるいちばんの近道です。同じくらいの大きさで並べると、のっぺりします。

白黒で刷るときの注意

学校や会社で刷ると、白黒のことが多くあります。

  • 色の濃い背景を使わない。 白黒にすると灰色に潰れて、文字が読めません
  • 写真の上に文字を置かない。 白黒だとコントラストが下がって読めなくなります
  • 薄い網掛けまで。 20%くらいなら文字が残ります

刷る前に、白黒でプレビューしてください。 色で作り込んだものほど、白黒で崩れます。

裏表紙も使う

二つ折りにすると、裏表紙ができます。ここは空きがちですが、使えます。

  • 持ち物リスト
  • メモ欄(罫線だけ引いておく)
  • ひとこと(「行ってらっしゃい」「よい旅を」)

メモ欄がいちばん実用的です。 当日に店の名前や集合場所を書き足せます。

面の割り当てはA4二つ折りの旅のしおりにまとめました。

表紙より先に、中身を埋める

最後にもう一度書きます。表紙は中身が埋まってから作ってください。

順番はこうです。

  1. 予定を書く
  2. 集合時刻と連絡先を大きく書く
  3. 見出しに色を付ける
  4. 表紙
  5. 飾り

時間が尽きたら、4と5は飛ばして構いません。表紙のないしおりは成立しますが、予定のないしおりは成立しません。

旅程さんでは、項目名を刷り込んだ用紙を配っています。中身を先に埋めてしまえば、表紙に時間を回せます。

まとめ

  • 入れるのは3つだけ(旅行名・日付・メンバー)。日付は曜日まで
  • 型1:写真を1枚(いちばん速い)。他人の写真を無断で使わない
  • 型2:枠で囲む(マスキングテープか罫線)。3分
  • 型3:文字だけ。旅行名を大きく、余白を大きく
  • 旅行名と日付の大きさに差をつける
  • 白黒で刷るなら濃い背景と写真の上の文字を避ける
  • 裏表紙にはメモ欄が実用的
  • 中身を埋めてから表紙

表紙は5分で足ります。そのぶんを予定に使ったほうが、当日ちゃんと使われるしおりになります。

よくある質問

Q. 絵が描けなくても大丈夫ですか。

大丈夫です。**文字だけの型3でも十分に成立します。**下手な絵より、文字を丁寧に大きく書くほうが印象が良くなります。

Q. 表紙は何色まで使っていいですか。

**2色までです。**3色以上使うとまとまりません。文字の色は1色にして、枠や線だけもう1色にすると整います。

Q. 写真はどこから持ってくればいいですか。

自治体や観光協会がフリー素材を出していることがあります。**利用条件を必ず確認してください。**インターネットで見つけた写真を無断で使うのは避けます。

Q. タイトルは何と書けばいいですか。

「金沢 2泊3日」のように、行き先と泊数が入っていれば十分です。凝った名前を付けると、何の紙か分かりにくくなります。

Q. 表紙を作る時間もありません。

1枚ものにすれば表紙は要りません。上のほうに旅行名と日付を書くだけで、表紙の役目は果たせます。形の選び方は旅のしおりのサイズにまとめました。

旅のしおりの表紙。5分で作れる3つの型|旅程さん