旅程の作り方

旅のしおりの無料テンプレート|選び方と使い方

旅のしおりの無料テンプレートは数が多く、どれも似て見えます。選ぶ基準はデザインではなく「紙の形」と「枠の数」の2つだけです。ここを外すと、刷ったあとに作り直しになります。

公開 2026.10.23約7分で読めます

旅のしおりの無料テンプレートを探すと、かわいいものから業務用のようなものまで出てきます。見た目で選びたくなりますが、実際に使えるかどうかを分けるのはデザインではありません。

分かれ目は2つです。紙の形と枠の数。この2つが旅に合っていないと、書いている途中で足りなくなるか、空欄が埋まらないまま当日を迎えます。

この記事では、旅のしおりの無料テンプレートを目的別に選ぶ基準と、スマホだけで印刷まで終わらせる手順をまとめます。

旅のしおりの無料テンプレートは、紙の形で3つに分かれる

旅のしおりのテンプレートは、見た目が違っても紙の形は3種類しかありません。

形 書ける量 向いている場面
A4を1枚 予定10件ほど 日帰り・1泊2日。ひとりか2人
A4を二つ折り 予定20件ほど 2泊3日以上。人に配る
はがきサイズ 予定5件ほど 身軽に動く旅。財布に入れたい

人に配るなら二つ折りです。 A4を半分に折るとA5になり、中が4面になります。1日1面であてはめれば、受け取った人が迷いません。

ひとり旅や夫婦の旅なら、A4を1枚で足ります。折ればポケットに入り、広げれば全部見えます。いちばん失敗が少ない形です。

はがきサイズは、書ける量が減るぶん持ち歩きが楽です。A4に4枚並ぶので、同じ紙を人数分まとめて刷れるのはこの形だけです。フェスや日帰りのように、荷物を減らしたい旅に向いています。

迷ったらA4を1枚から始めます。足りなければ2枚目を足せばよく、二つ折りのように最初から形を決めなくて済みます。

枠の数は「1日5〜7件」で選ぶ

無料テンプレートを選ぶとき、予定の枠が20行あるものを選びがちです。多いほうが安心に見えるためですが、枠が多いと埋めなければいけない気がして手が止まります。

実際に1日に入れる予定は、移動を含めて5〜7件です。朝ごはん、移動、昼、メインの行き先、夕方の休憩、晩ごはん。これで1日が埋まります。

枠が余ると、埋めるために予定を足したくなります。そうして詰め込んだ旅程は、当日に1つ遅れただけで全部崩れます。枠の数は、入れたい予定の数と同じくらいにします。

逆に、枠が足りないテンプレートもあります。1日3行しかないものは、移動を書くと埋まります。移動も予定の1つとして数えると、必要な行数が見えてきます。

目安として、1日あたり6行、移動が多い日は8行あれば足ります。3日の旅なら20行前後です。

時刻が刷り込まれたテンプレートは避ける

無料テンプレートの中には、「9:00」「10:00」と時刻があらかじめ刷ってあるものがあります。時間割のように見えて便利そうですが、旅では使いにくいです。

理由は、刷ってある時刻を守らなければいけない紙になるからです。10分遅れた時点で、全部の行がずれます。書き直せません。

選ぶなら、時刻の欄が空いているものにします。そこに「9:24」のように守る時刻だけを書き、あとは「昼ごろ」「夕方」と書けば、遅れても崩れません。守る時刻は1日に2つか3つで足ります。

守る時刻になるのは、新幹線や飛行機の出発、開演時刻、宿のチェックイン締切、レストランの予約だけです。それ以外は動かしていい予定です。

この区別を紙の上でつけておくと、当日に遅れても「これは動かしていい」とすぐ分かります。考え方は旅程を詰め込みすぎる人へにまとめています。

旅程さんで配っている無料テンプレート

旅程さんでも、そのまま印刷して書き込める様式を配っています。ExcelとPDFの両方が入っていて、登録は要りません。

場面が決まっているなら、専用のものもあります。海外旅行用は時差と両替と緊急連絡先の欄があり、家族旅行用は子どもの休憩を書く欄があります。

旅程表だけが欲しい場合は、泊数ごとの様式もあります。日帰り・1泊2日・2泊3日で行数が違うので、旅に合うものを選びます。

しおりと旅程表の違いは、表紙と持ち物の欄があるかどうかです。 自分用の段取りだけなら旅程表、人に配るならしおりを選びます。

スマホだけで使うなら、PDFのほうを使う

ダウンロードしたテンプレートをスマホで開く場合、ExcelよりPDFのほうが確実です。

Excelはスマホのアプリで開くと列幅が変わることがあり、画面では整っていても印刷するとずれます。PDFは見たままが刷れます。

スマホから印刷する手順はこうです。

  1. PDFをスマホに保存する
  2. コンビニのアプリ(セブン・ファミマ・ローソン)に登録する
  3. 予約番号を受け取り、店のコピー機で入力する
  4. A4・白黒を選ぶ(1枚20円ほど)

予約番号には期限があります。 登録した日のうちに刷るのが確実です。

カラーで刷ると1枚60円前後になります。全部カラーにする必要はなく、表紙だけカラー、中身は白黒にすると見た目も保てて安く済みます。

刷る前に、PDFをスマホの画面幅いっぱいに広げて読めるか確かめます。指で拡大しないと読めないなら、紙でも小さすぎます。

書き込む中身は6つで足りる

無料テンプレートを前にすると、全部の欄を埋めたくなります。実際に当日使うのは次の6つです。

  1. 旅の名前と日付
  2. その日の予定(守る時刻は2〜3件だけ)
  3. 宿の名前と電話番号
  4. 集合場所と時刻
  5. 持ち物
  6. 連絡先

観光地の説明や食べたいものの一覧は、調べているときは楽しいのですが、当日にしおりを開く理由にはなりません。 当日に見るのは「次どこ」「何時まで」「宿はどこ」の3つです。

人に配るなら、ここに「集合場所の地図」と「困ったときの連絡先」を足します。受け取った人が自分で判断できるようになり、幹事に質問が集まりません。

入れる項目の線引きは旅のしおりの中身にくわしく書いています。

テンプレートを使わずに作る選択肢もある

印刷の型をえらぶ画面
印刷のデザインを選ぶところ。同じ旅程のまま見た目だけ切り替えられる旅程さんの画面

予定が固まっていないうちは、紙に書くと書き直しになります。その場合は、ブラウザで作ってから最後に印刷するほうが早いです。

旅程さんは登録なしで使えます。スマホで予定を並べて、「しおり」タブを開くと刷り上がりがそのまま見えます。予定が変わっても、直してもう一度刷るだけです。

予定が固まっているなら紙に手書き、まだ動くならブラウザ。 この分け方が一番やり直しが少なくなります。

両方を使う手もあります。予定が動くうちはブラウザで持っておき、前日に確定したものを刷る。当日は紙を見て、変更があればURLのほうを直す。

紙は電池が切れず、URLは直せます。どちらか一方に寄せないほうが、旅の途中で困りません。

よくある質問

無料テンプレートと有料のものは何が違いますか。 枠の作りはほとんど同じです。有料のものはイラストや装飾が多く、カラー印刷を前提にしていることが多いです。白黒で刷るなら、無料のもので差は出ません。

人数分をまとめて刷るには。 コンビニのコピー機で「部数」を増やします。アプリから同じPDFを何度も送ると、そのたびに1枚ぶんかかります。

途中で予定が変わったら。 手書きなら、余白に書き足すか、その日のぶんだけ刷り直します。全部を作り直す必要はありません。