旅程の作り方

3泊4日の旅程の組み方。3日目に落ちるのを防ぐ

3泊4日は「4日ぶん動ける」と思って組むと、3日目に必ず落ちます。実際に動けるのは2日半。そこから逆算すると、ちょうどよくなります。

公開 2026.09.04約5分で読めます

3泊4日は、国内旅行でいちばん組みにくい長さです。2泊3日の感覚で組むと足りず、1週間の感覚で組むと余ります。

そして3日目に落ちます。 1日目と2日目で張り切って、3日目の朝に起きられない。これは体力の問題というより、旅程の組み方の問題です。

この記事では、3泊4日の旅程を組む手順をまとめます。基本の組み方は旅程表の作り方と共通なので、そちらもあわせて読んでください。

3泊4日で実際に動けるのは2日半

まず、日数を数え直します。

日 動ける時間 中身
1日目 半日 移動で午前がつぶれる
2日目 まる1日 いちばん動ける
3日目 まる1日 疲れが出る
4日目 半日 帰りの時刻から逆算

合計3日ぶんに見えますが、実感は2日半です。 3日目が丸々使えるつもりで組むと、そこで崩れます。

本命を2日目に置く

いちばん行きたい場所は、2日目に置きます。

  • 1日目は移動で疲れている
  • 3日目は蓄積した疲れが出る
  • 4日目は時間がない

2日目がいちばん条件がいい日です。ここに本命を置いて、雨のときのために3日目の午前を空けておくと、入れ替えられます。

3日目を軽くする

ここが3泊4日の肝です。3日目は、意識的に予定を減らします。

減らし方

  • 行き先を1つにする(2日目が2〜3か所なら、3日目は1か所)
  • 移動を短くする(宿から近い場所にする)
  • 午前をゆっくり始める(9時出発を10時にする)

「せっかく来たのに」と思って詰めると、4日目まで響きます。3日目に休むと、4日目の朝に動けます。

温泉・宿でゆっくりする日にする

3日目を「移動しない日」にしてしまう手もあります。宿の周りだけで過ごして、夕方に温泉に入る。この1日があると、旅行全体の印象がよくなります。

宿を移るかどうか

3泊なので、宿を移る選択肢が出てきます。

同じ宿に3泊 途中で移る
荷物 出しっぱなしでいい 毎回まとめる
移動 毎日同じ場所へ戻る 移動が旅程に組み込める
洗濯 場所が固定で楽 宿ごとに確認が要る
回れる範囲 宿を中心にした円の中 広く回れる

荷物を毎日まとめる手間は、思っているより大きいです。 朝の30分が消えます。

判断の目安はこうです。

  • 1つの街を深く見る → 同じ宿に3泊
  • 2つ以上の街を回る → 2泊+1泊で移る
  • 子ども連れ・高齢の家族 → **同じ宿。**荷物の移動が負担になります

移るなら、移動日は移動だけの日にします。午前に出て、午後に着いて、チェックイン。その日に観光を詰めると、どちらも中途半端になります。

洗濯とまとめ買いを入れる

3泊を超えると、この2つが旅程に入ってきます。

洗濯

3泊以上なら、着替えを泊数ぶん持たないほうが荷物が軽くなります。

  • 宿にコインランドリーがあるか、予約時に確認
  • 無ければ、近くのコインランドリーを1つ調べておく
  • 洗濯する日を旅程に書く(夜の2時間を使います)

洗濯する日は、予定を早めに切り上げる必要があります。書いておかないと、22時に「洗濯しないと」となります。

まとめ買い

おみやげを最終日にまとめて買うと、荷物を持って空港や駅へ向かうことになります。

  • 宅配便で送る(最終日の午前に荷物をまとめて出す)
  • 3日目までに買っておく

送るなら、宿から送れるか確認しておきます。

日ごとに移動の合計を出す

日数が増えるほど、移動でその日が終わるが起きやすくなります。

各日の移動時間を足して、その日に動ける時間の3分の1に収まっているか見ます。9時間動ける日なら180分です。

3泊4日で移動の合計がいちばん増えるのは、宿を移る日です。ここは3分の1を超えて構いませんが、そのぶん予定を減らします。

旅程さんでは、日ごとに移動の合計を書く欄がある3泊4日の旅程表をExcelとPDFで配っています。

予備日の考え方

4日あると、天気が崩れる日がだいたい1日は出ます。

  • 屋外の予定を2日に分けない。 1日に寄せて、雨なら別の日と入れ替える
  • 入れ替え先を決めておく。「雨なら3日目と2日目を入れ替える」と1行書く

入れ替えを前提にすると、雨の日に慌てません。 予備の行き先を並べるより、日を入れ替えるほうが簡単です。

まとめ

  • **実際に動けるのは2日半。**4日ぶんで組むと3日目に落ちる
  • 本命は2日目に置く。条件がいちばんいい
  • **3日目は意識的に軽くする。**行き先を1つに、午前をゆっくり
  • 宿は**1つの街なら3泊、2つ以上なら移る。**子ども連れは移らない
  • 移動日は移動だけの日にする
  • 3泊以上は**洗濯を前提に。**洗濯する日を旅程に書く
  • おみやげは3日目までに買うか、宅配で送る
  • 日ごとに移動の合計を足す。宿を移る日は超えてよい
  • 雨は日ごと入れ替える前提で組む

3泊4日は、詰めすぎると3日目で崩れ、緩すぎると物足りなくなります。2日目に本命、3日目に休みが、いちばん扱いやすい形です。

よくある質問

Q. 3泊4日でいくつ回れますか。

1日2〜3か所として、合計7〜8か所が目安です。10か所を超えると、移動で終わる日が出ます。

Q. 3日目に何もしないのはもったいない気がします。

何もしないのではなく、1か所だけにすると考えてください。休んだぶん4日目に動けるので、合計では同じか、それ以上になります。

Q. 宿を2回移るのはどうですか。

3泊で2回移ると、移動日が2日になります。実質2日しか動けません。よほど広い範囲を回るとき以外は、1回までにしてください。

Q. 洗濯は本当に必要ですか。

3泊なら着替え3日ぶんを持っていけば足ります。荷物を軽くしたいときの選択肢です。4泊以上なら洗濯を前提にしたほうが楽になります。

Q. 移動時間の合計はどうやって測りますか。

地図アプリで区間ごとに測って、**1区間あたり10〜15分を足します。**表示には駅で迷う時間や切符を買う時間が入っていません。測り方はGoogleマップで旅行プランを作る手順にまとめました。

3泊4日の旅程の組み方。3日目に落ちるのを防ぐ|旅程さん